再生やリノベーションという言葉がはやりだして、だいぶ時間が経つが未だ地方商店街の問題は解決の糸口を見出せていない。
地方の商店街には以前は、大手百貨店が敵として現れ、そして現在は郊外型ショッピングセンターが敵のような存在としてみられてきた。
しかし、再生計画を進めていくうちに、実は敵が外ではなく中にいるのではないかということに、先駆者達は気づきはじめているようである。
つまり、問題は経営する商店街の店主達にあるのではないか、経営努力が足りないのではないか、ということである。地域の一等地にあってシャッターを閉め、地域の風景を乱していることの責任も自覚しなくてはならない。
大型ショッピングセンターはショッピングセンターなりの努力をしているのであって、単純に悪いということにはできない。
近年、再生計画をはじめている建築家や芸術家がいるが、彼らはみんなデザインで物事を解決したがるようである。問題の本質はそこではない。まず、人の再生が必要なのだ。
※写真と本文は一切関係ありません。
>>さてさて、私が毎日愛読させていただいてもらっている、宮城大の本江正茂先生のブログにて石川初先生との「建築からランドスケープへ」という論争が勃発しております。といっても、論争というほどのものではないが。
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Motoe Lab, MYU
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石川初の身辺メモ
>論争の発端となった文
アーキテクトニクスからホーティカルチャーへ